理科の単元を意識した勉強法を心がける

受験生、特に中学受験生のやる事は半端ない量です。
本当にかわいそうになってくる位ですね。

理科も多くの単元があり、
どの単元も出題頻度が高くしっかりと理解していきたいです。

とにかく早く理解してマスターするためには、
今どこを学習しているかがわかる必要があります。

そして、航海には地図が必要でなように、
合格への地図も意識していきたいです。

まず、
理科には大きく分けて、
2つの分野があります。

生物・地学分野
物質・エネルギー分野

攻略の方法ですが、
「生物・地学」は暗記中心。
「物質・エネルギー」は思考力、計算力が必要となってきます。

 

さて、
どこから学習していくのか?
カリキュラム通りに学習していくのか?
得意な単元からか?

 

いろいろな考え方があるかと思いますが、
私が経験上お勧めするのは、
暗記で得点できるところをまず抑えて、
必ず得点源にしておくということです。

 

入試本番までには何度も模試が行われます。
その度に、理科の偏差値が思わしくなく、
自信を失くしていく子どもを数多く見てきました。

 

それよりも、
暗記で得点できるところをガッチリ固めておくと、
ある程度の点数は見込めます。

 

暗記は苦手だと思い込まないこと。なぜ?

まず暗記で基礎得点を手堅く固めていくことを理解していただけたと思います。

「よっしゃー、暗記ですねー」と勢いよく勉強を始めるお子さんは残念ながらいませんよね。

そうです。
みんな暗記なんで大嫌いです。

 

ここが次のポイントになります。
暗記という作業もつまんないし、
そんなに成果が目に見えて上がってきません。

 

 

ここで、親子でがっくりこないように、今からお伝えする話をよく理解してください。

人間は誰でも暗記ができない動物である。

ということなんです。
証明されているんですね。

以下のグラフを見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エビングハウスの忘却曲線と言うものがあります。
あなたもいちどは聞いた事があるかもしれませんね。
これは時間とともに記憶がどれだけなくなっていくかを、
実験して学術的に計測したグラフです。

 

グラフを見て分かるように、
時間とともに急激に記憶したものが忘却されていきます。

 

例えば1時間経てば44%しか覚えていなく、
 1日経てばなんと26%しか覚えていないのです。

これは一般的な人のデータなので、人間全員、暗記は得意でないのです。

 

 

だから、
「僕は暗記が苦手だ」「私は暗記は不得意です」
…なんて思わなくて大丈夫なのです。

そのことをまず、お子さんに伝えてあげてください。

 

では、どうしたら暗記の効率が良くなるのでしょうか?

これはものを覚えるメカニズムを理解していれば簡単なことなのです。

人間がものを覚えるのは次の2つの時です。

1、何度も繰り返す
2、インパクトがある

 

自分の名前や住所等は何度も繰り返して使っているから忘れる事はありません。

 

もう一つのインパクトがあると言う事ですが、

何か強烈な印象とともに覚えている出来事はありませんか?

 

運動会でゴール前でこけたこと
発表会でセリフを忘れて真っ赤になったこと
ディズニーランドに家族で行ったが、大雨でレインパレードになった。

 

 

 

 

 

 

(東京ディズニーリゾート より)

 

このようなインパクトのある出来事を覚えることをエピソード記憶といいます。

 

これを暗記に使えるようになると、
苦手や不得意は一気になくなってしまうのです。

エピソード記憶とは少し違いますが、
あなたが毎日耳にしているもので、
一瞬で記憶に残っているものがあります。

そうです。
テレビCMです。

中学受験の暗記は替え歌でスピィーディーに

テレビCMのように笑いながら一発で覚えられるのに替え歌があります。

替え歌で暗記する方法も強力なのでお勧めですね。
メロディにのせて言葉が飛び込んでくるので、一瞬で覚えてしまします。

 

 

ある種の【洗脳】とも言えますね。何度も聞かされると条件反射的に反応してしまいます。

今でもCMによく使われる手法です。

「クリアアサヒが家で冷えてる♬」→(サントリー「クリアアサヒ」)原曲「東京ブギウギ」

「しあわせならindeed ♬」→(求人掲載「インディード」)原曲「幸せなら手をたたこう」

「真ん中通るは中央線(^^♪」→(「ヨドバシカメラ」)原曲「リパブリック讃歌」アメリカ民謡

このように、心地よいメロディに言葉が乗ってくると、
心とアタマにすっと入ってきます。

これを暗記に応用しようとして考えたものが次に紹介するものです。

 

中学受験・合格の決め手 替え歌暗記法

中学受験 理科の単元に「星座・大三角」というものがあり、

星座や1等星の名前がなかなか覚えられません。

 

 

 

 

 

 

(夏の大三角 Wikipedia より)

このややこしい暗記を、

モーツァルトの「トルコ行進曲」のメロディにのせて歌えば、

あら不思議。

 

すんなり覚えられると好評なんです。

参考楽譜はコチラ

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夏休み かき氷
空には「はくちょう「わし」に「こと」
白い「デネブ」「アルタイル」と「ベガ」光る

南に「アンタレス」「さそり座」アンタレス
赤いぞ 1等星 さそり座 アンタレス

冬休み お正月
「こいぬ座」「おおいぬ」「オリオン座」
「プロキオン」に「シリウス」「ベテルギウス」


「レグルス」「スピカ」「アルクトゥルス」

「レグルス」「スピカ」「アルクトゥルス」

★春は大三角でなく1等星です。

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その他、「春の七草・秋の七草」はこのように覚えます。

その他、ワクワクしながら学習できる【ツカム教材】のお問い合わせは、

コチラからよろしくお願いします。

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最後までお読みいただきありがとうございました。