昨日の記事では、

「とにかく頑張る」ではなく、まず一つ課題を決める。

という話を書きました。

例えば、

算数の文章題を何とかしたい。

計算ミスを減らしたい。

国語の記述をできるようにしたい。

理科の苦手単元を克服したい。

ここまで決めたら、かなり前進です。

でも、本当に成績を上げたいなら、もう一歩だけ突っ込んで考えたいところがあります。

模試を見れば、苦手な分野までは分かる

模試の結果を見れば、

算数が弱い。

図形で落としている。

速さが取れていない。

国語の記述が弱い。

理科の電気が苦手。

こういうことまでは、ある程度わかります。

最近の模試は、単元ごとの正答率や弱点までかなり細かく出してくれます。

なので、

「何が苦手なのかを知りましょう」

だけでは、少し足りないと思っています。

大事なのは、その先です。

「速さが苦手」で終わらせない

例えば、

速さが苦手

と分かったとします。

では、なぜ速さが取れないのでしょうか。

公式を覚えていないのか。

単位換算でつまずくのか。

問題文を読んでも、誰がどちら向きに動いているのか整理できないのか。

ダイヤグラムや線分図にできないのか。

式は立てられるけれど、最後の計算で間違えるのか。

同じ「速さが苦手」でも、原因は全然違います。

原因が違えば、やることも変わります。

模試は「どこで落としたか」までは教えてくれる

模試の結果を見て、

「速さが弱いな」

「図形が取れていないな」

と確認する。

もちろん大事です。

でも、それだけでは、

次に何をすればいいか

までは決まりません。

本当に必要なのは、

なぜそこで点を落としたのか。

ここまで考えることです。

例えば、

図形が苦手。

ではなく、

補助線を引く発想が出てこない。

なのか。

面積比の使い方があいまい。

なのか。

条件を図に書き込まずに解き始めている。

なのか。

ここまで分かって、ようやく対策が見えてきます。

苦手分野の問題を増やせばいいとは限らない

ここでよくあるのが、

「速さが弱いから、速さの問題集をやろう」

「図形が弱いから、図形をたくさん解こう」

という方法です。

もちろん、それで伸びることもあります。

でも、原因が分からないまま問題数だけ増やすと、

同じところで何度もつまずく

こともあります。

例えば、

文章題で数量の関係を整理できない子に、

文章題を50問やらせても、

50回同じところで迷うかもしれません。

必要なのは、

問題数を増やすことより、

どこで止まっているのかを見つけること

かもしれません。

そこまで分かったら、行動に落とす

ここまで来たら、最後は具体的な行動です。

例えば、

課題

速さが苦手

分析

問題文の状況を整理できていない

行動

式を立てる前に、必ず図やダイヤグラムを書く

あるいは、

課題

計算ミスが多い

分析

途中式を飛ばしている

行動

途中式を必ず一行残す

ここまで決まれば、

「苦手を克服しよう」

ではなく、

今日、何をすればいいのか

が見えてきます。

課題を決めるだけなら50点

私はこんなふうに考えています。

課題を決める。

これで50点。

なぜできないのかを分析する。

ここまで来て70点くらい。

そして、

明日から何をするかまで決める。

ここまでできたら100点です。

もちろん、最初の分析が外れることもあります。

やってみて、

「あれ、ここじゃなかったな」

と思えば、また修正すればいい。

それで十分です。

「算数が苦手だから頑張る」では動けない

子どもに、

「算数苦手なんだから、もっと頑張ろう」

と言っても、

子どもからすると、

何をどう頑張ったらいいの?

となります。

大人でも同じです。

「もっと仕事を頑張って」

と言われても困ります。

でも、

「この数字を毎日確認しよう」

と言われれば、やることが分かります。

勉強も同じです。

行動が具体的になるほど、取り組みやすくなる。

今日ひとつやるなら

次の模試やテストを一つ出してみてください。

そして、

「どの教科が悪かった?」

だけではなく、

もう一段だけ、

なぜ、その問題を落とした?

と考えてみる。

さらに、

では次から何をする?

まで決める。

模試は、点数や偏差値を見るためだけのものではありません。

次の行動を決めるための材料

として使えたら、かなり価値が上がると思います。

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