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中学受験、発達障害、グレーゾーンは才能であると確信した日
先週末、大阪梅田にて、
発達障害グレーゾーンの5年生の男子とお母さんと面談してきました。
ミスター・ツカムは、グレーゾーンと言う診断があるのとは初めて知りました。
そこで発達障害の本やグレーゾーンについて書かれている本を5〜6冊読んで勉強して出かけました。
その男子の子は、
塾の宿題があまりに多いので、納得がいかず、時々切れて家族に当たり散らすということでした。
家族も辛くて、中学受験をやめてしまおうかと思うが、本人は「嫌だ、受験はする」と言い張る。
しかしお母さんは、
家族に気を遣ってそんな見栄を張ってるんじゃないかと言う感じがすると言います。
ミスター・ツカムと心を割って話し合って、
受験したいかどうかの本心を聞いてほしいというのが面談の主たる目的です。
発達障害とグレーゾーンの境界線は?
カフェで待ち合わせをしました。
元気そうな男の子とお母さんがやってきました。この子がグレーゾーンなの?
ごくごく普通の5年生の男子です。分かりづらいのが、この症状の難しいところ。
お母さんの話では、
集中力が10分しか持たないとか、
学校の先生に口答えするとか、
時々癇癪を起こすとか。
うーん、
これはミスター・ツカムの4年生や5年生の時と同じじゃないですか。
ミスター・ツカムも、実は、4年生の時、学校の担任の先生に反抗しまくっていました。
勉強もそこそこできたもんだから、
担任の女の先生から「塚本君は(ミスター・ツカムの本名です)、将来テロリストみたいになります」と言うようなことを、母親は言われたそうです。
今ならアウトですよね。そんな言葉。
とにかく私は小さい頃、理屈に合わないことが許せなかったような気がします。
担任の先生の自分の都合で、
体育の授業を減らされたりるのがめちゃくちゃ腹立たしく、いつも先生に立てついていました。
今の時代、私が小学生なら、
発達障害と言われていたかと思います。
発達障害の人にも特性・才能は必ずある
話はその5年生の男子に戻ります。
いろいろ話を聞いたところで、
その子の性格というか、特性というかがわかるゲームをしました。特性発見カードゲームです。
自分がそうだと思うカードを直感で選んでいくだけの簡単なゲームです。
しかしこれがめちゃくちゃ当たるのです。
4つの特性に分かれます。
- 「ひらめきと革新」の人
- 「情熱と社交」の人
- 「調和と献身」の人
-
「効率と論理」の人
イメージしやすいように、「鬼滅の刃」のキャラクターで図解してみます。
こんな感じです。近いうちに、詳しい記事を書きます。
ミスター・ツカムの予想通り、その5年生男子は、「ひらめきと革新」の子でした。
このタイプの人の特徴は、
強みとしては、
・次々に新しいことが思いつき行動したがる
・自分が思いついたことを邪魔されるのはいや
弱みとしては、
・その場の空気をあまり読まない
・人の話を聞かない
・同じことを続けるのは苦手
などが挙げられます。
著名人では、エジソン、ビル・ゲイツ、ピカソ、イーロン・マスクなどがそうじゃないかと予想されます。
ミスター・ツカムと同じ結果になりました。
だからミスター・ツカムはその子の気持ちや行動パターンがよくわかるのです。
お母さんもそのカードゲームをやってもらいました。
お母さん自身の予想通りに、子供とは真逆の結果になりました。
お母さんは、「調和と献身」の人。
コツコツと地道に物事を進めていくのが得意で、チャレンジや冒険はあまりしたくないタイプです。
お母さんの話では、家族4人のうち、3人までが「調和と献身」の人だと思うと言ってました。
この5年生男子1人きり、「ひらめきと革新」のエネルギーの人です。
4人家族で1人だけ違う。だから家族内でも理解されづらいのでしょう。
でもこの家族構成で、家族一人一人が、
どんな特性なのかがわかっただけでも大きな前進です。
なぜなら、
「この子は、自分と違うんだ」と改めて気づけたからです。
こういう特性の人は、
こういう行動や思考の傾向があると言うことがわかるだけで、お互いストレスがなくなります。
完璧に理解することはできませんが、
理解してあげようと言う気持ちが生まれるのです。
発達障害のタイプによって学習方法を考える
また、その子に合った学習方法の工夫や改善も必要かもしれません。
たとえば、ASDタイプ(アスペルガータイプ)の人は、
知覚統合の処理が低く、イメージや画像で考えることが苦手だと言われています。
そんなお子さんには、右脳を最大限に使った学習で、
少しずつ練習していくのが良いかもしれません。
後は、発達障害の方でも、グレーゾーンの方でも、普通のお子さんでも言えることですが、
自己肯定感を育んであげるようにしてください。
この男の子の例で言うと、
宿題が塾の宿題があまりに多すぎるため、
それをできていない自分を否定する気持ちになるのです。
一般の大人でも、
何か提示されたものに関してやり遂げないと、
あーできなかった自分はダメなんだと言うような自己否定感が生まれてきます。
小学生の子供にしては当然生まれてくる感情です。
ですので、自己否定感が生まれるような状況を、
改善する、
止めてみる、
無くすにはどうしたらいい? など
いろんなことをトライしてみる必要性があると思います。
この自己評価、この自己肯定感、「自分は認められているんだ」と言う感覚ですね。
これが学習意欲にもつながり、集中力も増していくわけです。
この面談をすることによって、
ミスター・ツカムを確信しました。
中学受験をしているお子さんが感じているプレッシャーは、
大人が想像している以上のものである。
発達障害やグレーゾーンと診断されていなくても、
お子さんたちは自己否定感を抱きながら勉強しているんだ。
何とかそれを払拭できるような、状況を作ってあげたいなと言うことを痛感した1日でした。
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発達障害、グレーゾーンについては、まだまだ書いていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。