中学受験における社会公民の学習方法について、
多くの方が悩まれていることだと思います。
 
なぜなら、
公民と言う科目は社会の仕組みとかルールのことを説明しているので、
子どもたちにはなかなかイメージがつかめないのです。
 
この記事では、
お子さんにどのようにして公民のいろいろな単元を理解していくかについてお話ししたいと思います。

公民の暗記を語呂合わせに頼らない

語呂合わせは効果的ではない時もある

試験には暗記がつきもので、
入試に限らず資格試験をクリアするためにも効率的に暗記をすることが必要である。
暗記の方法論の1つに語呂合わせと言うものがあります。
どなたも1度は使ったことがあると思います。
歴史年表を覚えるときによく使いましたよね。
 

皆さん知っている、

「いい国作ろう鎌倉幕府」
「泣くよウグイス平安京」などですね。
中学受験 暗記 語呂合わせ
このようにいちど口ずさむと覚える頃合わせは良いのですが、
中には何度も何度も繰り返して覚えないと記憶に定着しない頃合わせもあります。

それだとあまり意味がないのです。

例えばこういうものがあります。
 
1787年 寛政の改革
寛政のきびしい改革 受難やな
           1787
 
どうでしょう?
これなかなか覚えにくいですよね。
「1787」 と「受難やな」は結びついても、
それが、寛政の改革との結びつきがすごく弱いのです。
 
このように暗記する手段として語呂合わせは、
うまくいくものとそうでないものがあります。
 
そしてうまくいかない方が多いのです。
ですから、頃合わせに頼らないと言う気持ちで暗記に取り組むのが良いと思います。
また入試直前で時間が限られている時も、
語呂合わせをしている場合ではないですよね。
 

暗記は漫画やイラストを多く使うのが効果的

ではどのような方法が暗記をするときに効率的に覚えられるのでしょうか?
 
具体的な方法をお伝えする前に、
暗記をするときの脳の働きについて説明します。
 
皆さんもご存知の通り、脳には右脳と左脳とに分かれています。
そしてその働きがそれぞれ違うのです。
 
右脳は直感的や色彩的に物事を捉える働き。
左脳は論理的な思考を得意とします。
 
中学受験 公民 暗記
 
どちらが優秀とか言うのではなく、
両方をバランスよく働かせると最も脳が活性化するといいます。
 
しかし、
我々の知っている暗記方法と言うのは、
左脳ばかりを使っていると言う研究があります。
ですので、右の脳をもっと使って左右のバランスをとれば暗記の効率も良くなるのです。
 
ではどうすれば良いのか?
 
シンプルでいいのです。
イラストを使う。漫画を書く。文字だけではなく色を変える。
 
ただこれをするだけで、暗記の定着率はぐんと上がります。

問題集を繰り返し行うより、
イラストを多く描いて、色彩豊かなノートづくりを試してください。

 
 
 
 

中学受験で公民を捨てるのはもったいない

もしこの記事をお読みの方で、
公民はもう得点するのを諦めた、公民は捨てた。
と言う方がいらっしゃるならちょっと待ってください。
 
多くの方が入試までの時間切れのために、
公民を捨てたり諦めたりしてしまいます。
しかし今からでも+5点とか+10点得点できるならどうでしょう?
公民を諦めた人との差を、わずかでもつけられると言うことです。
 
入試の合格不合格は紙一重なんです。
あきらめる前に、このセクションをよくお読みください。

憲法や行政などは置換法で覚える

まず初めに。

他の暗記の科目と公民の暗記とは、
かなり労力が違うと言うことを先にお伝えしておかなければなりません。

例えば、理科の植物の単元を覚えることを例にとりましょう。

植物の単元も多くのことを覚えないといけませんが、
言葉自体は聞いた単語ばかりですね。

「おしべ、めしべ」「単子葉、双子葉」など、
あまりなじみのない言葉でも、単語を見ればすぐにイメージできます。

 

それに比べて公民の単語は、子供たちはなかなかイメージできません。

「議員内閣制」「国民審査」「地方自治体」

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの言葉を、何百回と口にして手で書いていけば
間違いなく覚える事は確かです。
しかし受験生はそのような時間はありませんよね

このような、言葉の意味がわからないときの暗記方法はどうするのか?

記憶術の中で置換法と言うものがあります。

 

言葉を自分の知っている単語に置き換えて覚えていく方法です。

例えば、理科の暗記でこれを使った人がいるかもしれません。
フェノールフタレインと言う試薬がありました。

単語自体に意味がないのでとても覚えにくいです。
これを置換法で覚えるとこのような手順になります。

まず単語を分解します。
フエ/ノール/フタ/レイン

そして頭から、
笛   乗る  フタ   レイン(雨)
このように置き換えます。

そして自分が笛の上に乗って、
フタで雨をしのいでいる姿をイメージします。
そうすると、ありえない滑稽な姿なので、
エピソード記憶として長期に記憶ができるのです。

この置換法は暗記の強力な味方となるのです。
公民のような意味のわからない言葉を覚えるときにものすごく有効です。

 

たとえば、お子さんには以下のようなキーワードは意味不明ですよね?

・政府開発援助(ODA)

大人だって説明するのが難しいです。
これを区切ってこのように変換します。

  →セーフ(政府)ダイハツ(開発)エンジン(援助)

・東南アジア諸国連合(ASEAN)

 →フィリピンバナナ(東南アジア)しょうゆのレンコン(諸国連合)

かなり苦しい変換ですね(笑)
でも、何回も繰り返して覚えるより簡単でしょ?

この「置換法」をどのように記憶に結びつけるのかは、
次のセクションで詳しくお伝えします。
もうひとつの記憶の方法を先に説明します。

 

基本的人権を最速で覚える方法

この方法は、キーワードをその意味のまま、
別の状況に置き換える方法です。

例えば、
基本的人権のひとつ「自由権」を水泳の「自由形」に変えて、
「平等権」をケーキを仲良く「平等に」切る。とします。

「社会権」を「社会見学」に行った。
「参政権」は、宿題なしに「賛成!」
「請求権」は、「おこずかいちょうだい」
「知る権利」は、「テストをかくした」

そして、物語を考えます。

自由形で泳いだので、疲れてケーキを平等にもらった。
そのあと、社会見学にいったら国会で「宿題なし」さんせい!と法律決まった!
家に帰って「おこずかいちょうだい」といって「テストをかくした」
 
このように物語をイメージすれば暗記がどんどんはかどります。
以下の動画で確認してね。
 
 
 

公民の最速学習は「置換法」と「替え歌」でバッチリ

暗記の効果的学習には、語呂合わせより替え歌がベスト

前のセクションで、難しいキーワードを置き換えて覚える、
置換法を紹介しました。

次にその置換法を暗記しないといけません。
これも「語呂合わせ」で覚えていると時間がいくらあっても足りません。

ここは、替え歌で覚えるのが最速なのです。

その置換法で替え歌を作ったのが以下です。

「国際連盟 ジュネーブ」を「くさいレーメン ずっと寝不足」
…と置き換えると、すんなりと暗記できるのです。

 

何度、挑戦しても暗記できなかったお子さんが、
みるみる公民得意になった教材はコチラ

★公民キーワード約150個を替え歌でリラックス暗記できる教材

合格咲こうみんなのみんなの歌

時事問題は新聞やニュースで慣れるのがベスト

あと最後になりますが、
家庭で常に社会のニュースには敏感になっていてください。
 
 
この記事の中でも何とかお伝えしてるように、
公民のキーワードは、お子さんにはなかなかイメージが難しいです、
 
新聞やニュースなどで関連するキーワードが出てきたら、
「このこと知ってる?」などと軽く聞いてて、話を深めていくのも1つの方法です。
 
私がお勧めする方法は、
ありえない状況を想像して笑いながら思考を深めていくと言うものです。

例えば、
お子さんに「あなたが総理大臣になったらこの問題はどう解決するの?」と質問する。
 
そうすると、子どもなりに色々考えて、
政治や経済の考察が深まっていくと思われます。
 
がんじがらめに入試問題にとらわれることなく、
普段からこのように政治や経済に関心を持つことがとっても大切なことです。
 

 

【あわせて読みたいお勧め記事】
殿堂入りした「まぐまぐ」のメールマガジン
【コロンブス的超発想で中学受験を成功させる方法】登録してね
  ↓ ↓

メルマガ詳細