入試や模試テストで緊張する理由

受験や資格試験の本番で、
緊張して実力を発揮できなかった。
…という経験をお持ちの方は多い事でしょう。

 

われわれ社会人でも経験することなのに、
小学生が模試や入試本番で「あがるな!」「緊張するな!」というのは酷なことです。

 

しかし、これまで積み重ねてきた学習の成果を問われるのがテスト。
模試ならば取り返しがつきますが、
入試なら一発勝負!

 

なんとか平常心で実力をふんだんに発揮したいです。

 

子供たちへの言葉かけで、

「緊張するなよ!」「リラックスしろよ」と言っても、
子供たちはどうしたらいいのかは分からないです。

 

 

 

 

 

 

 

入試本番で緊張しない方法を考えていきましょう。

その前に、「緊張という正体」は何か?
ということも突き止めておきましょう。

 

そもそも、なぜ緊張するのか? 考えたことありますか?

「そりゃ、緊張する場面だからさ!」と答えが返ってきそうですね(笑)

 

そこを明確に言語化しておきましょう。
そして、その要素を取り除いてあげれば、緊張は小さくなるはずです。

緊張するのは、

1、初めての経験
2、上手くやろうとする

…この2つなんです。どちらか一方か両方の時もありますね。

 

なぜ緊張するのか?あなたのお子さんだけではない理由?

1、初めての経験

2、上手くやろうとする

この2つのことは納得できますよね?
私にも大いに体験があります。

初めての体験はみんなドキドキします。
初めての発表会、初めての自己紹介、初めてのスタメン。
初めての商談、初めてのプレゼン。

そして、なおかつ「上手く」やろうとするのです。
ここが緊張の根本です。

もし、「合格しないでもいいもんね」という状態で試験に臨んだら、
絶対に誰も緊張しません。

心配しないで、あなたのお子さんだけが緊張しているのではありません。

よく、「うちの子はアガリ症なんです」「肝心な時、プレッシャーに弱いのです」
…というご相談を受けますが、

人間誰でも大事な場面では緊張するのです。

今日からそのことで悩むのは終わりにしましょう。

 

プロのアスリートや、オリンピック代表選手でも、
緊張して実力を発揮できなかった例は数多くありましたよね?

あのエース級のピッチャーがストライク入らない。
あのストライカーがペナルティッキックはずした。

 

そして、もうひとつ緊張を生み出す原因があります。
状況でなく「言葉」なのです。

入試が近づくにつれて、

「緊張してくるなあ」「緊張しないでね」
などの言葉が普通に会話の中に入ってきますね。

これが曲者です。

 

 

 

 

 

 

 

脳はその言葉を聞くたびに、「緊張」の状態をイメージして学習してしまうのです。
脳は、「〇〇がない」「〇〇しない」などの否定の状態が理解できません。

 

たとえば、今から
「猿のことを考えないでくださいね」とあなたに言ったとしましょう。
あなたは必ず猿の姿を思い浮かべてしまいましたよね。

そうです。

もし、お子さんに言葉をかけてあげるなら必ず、
「リラックスでね」「いつもの通りでいいからね」という言葉にしましょう。

もう一歩進んで?「グダグダでね」とか「ユルユルでね」とかでも丁度いいと思います。

 

入試本番で緊張しそうになった時のほぐし方は?

では、この2つの状況「初めて」「上手くやる」を避ける方法はあるのでしょうか?

はい、あるのです。
脳科学的なアプローチでこの緊張感をほぐして和らげることができます。

 

でも、「初めて」の経験は、初めてでどうしようもないではないの?
大丈夫です。脳は我々の想像以上に賢いのです。

 

それは、

脳内でイメージしたことは一度経験したこと

…と感じてくれるのです。

 

最近は「イメージトレーニング」は有名になり、
ほとんどのアスリートもトレーニングに取り入れています。

これはスポーツだけに使うのはもったいないです。
受験にも使えるありがたいものなのです。

 

スポーツ選手は試合の前夜に、
明日の試合をイメージしてプレイすると言われています。

 

特に有名なのは、
ちょっと古いのですが、
ミスター・ジャイアンツ長嶋茂雄さんでしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は、
ベッドの中で試合の相手のピッチャーが投げる球を1球1球イメージします。

「ピッチャー第1球投げました。アウトコース、ボール」
「第2球投げました。インコース高め、ストライク」

 

長嶋さんはイメージの中にどんどん入っていき、
そのイメージの中でホームランを打ち、喜びのあまり、
ベッドから跳ね起きて、部屋中を走り回ったと言われています(笑)

 

ちょっと、長嶋選手は天才すぎて参考にはしにくいですが、
そこまでやらなくても、受験生はカンタンにイメージしてみましょう。

本番に強いあの子も、この方法を使っているかもよ

 

親ができる子供の緊張をほぐす3つの方法

ですので、このイメージトレーニングは受験にも応用できるのです。
実際に簡易ワークとしてやってみてください。

ただ、このイメージトレーニングは、お子さんひとりでは難しいので、
親御さんがサポートしてあげるのが良いと思います。

1、当日の朝のことをイメージする

テストの朝目覚めました。

天気はどうですか?晴れでしょうか?雨が降ってますか?
新聞の一面にはどんなニュースが書かれているでしょうか?

家族の一員のワンちゃんの様子は?
朝のリビングの様子をイメージしましょう。

どんな朝食でしょうか?

2、試験会場に向かうところをイメージする

電車に乗って試験会場に向かいます。
何電車ですか?特急?急行?

どんな人が乗っているでしょうか?
通勤の人?みんな眠たそうでしょうか?

窓からどんな景色が見えますか?
どんな匂いがしますか?
想像して五感をめいいっぱい働かしてみましょう。

3、試験会場の自分の番号の机に座ります

受験番号は何番ですか?
もうわかっているなら、その数字を明確にアタマに浮かべて着席しましょう。

教室はどんな感じ?新しい?古い?

どんな時計が掛かっているでしょうか?

周りの受験生はどんな人がいますか?

身体の大きい人、小さい人。

試験監督の先生が入ってきました。
注意事項を読み上げています。

「あと5分で試験開始です」「はい、始め!」

いかがでしょうか?
これぐらいのことをイメージして(何度も練習してね)、
本番に臨めたら、まちがいなく緊張はすくなくなっていますよ。

中学受験やる気 この方法を実践していただき、

見事合格を勝ち取られたことが書かれているお勧め本

中学受験バイブル」荘司雅彦

まとめ

いかがだったでしょうか?

緊張の正体が分かれば、怖くはないでしょう?

1、初めての体験 で
2、上手くやろうとする

これが緊張の正体でした。

それを克服するには、

1、「緊張しないで」ではなく「リラックスしてね」の言葉と

2、当日のイメージトレーニングを行う

これを気軽に勉強の合間に行ってみてください。

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そして、このレッスンは受験だけでなく、スポーツの試合当日、
ピアノ発表会などにも応用できますよ。

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最後までお読みいただきありがとうございました。