秋になると、学校説明会や文化祭が増えてきます。
そこで出てくるのが、
「学校見学って、親だけで行っていいの?」
という悩みです。
子どもも連れて行った方がいいのか。
でも、候補の学校全部に連れて行くのは大変。
小学生ですから、土日には塾もある。
模試もある。
宿題もある。
せっかくの休みを全部学校見学に使うのも、ちょっとしんどい。
私は、
全部の学校に、最初から親子で行く必要はない
と思っています。
まず親だけで見に行っていい
私は、最初は親だけで行ってもいいと思います。
学校の説明を聞く。
校舎を見る。
通学時間を確認する。
先生の雰囲気を見る。
在校生を見る。
そこで、
「ここ、うちの子に合うかもしれんな」
と思う学校が出てくる。
逆に、
「これはちょっと違うかな」
と思う学校もある。
その段階で、全部子どもを連れて行く必要はないと思います。
子どもの時間も、けっこう貴重です
中学受験生は忙しいです。
特に5年生、6年生になると、
週末の時間はかなり貴重です。
だから私は、
学校見学だから何でも親子で参加しなければ
とは考えません。
親が先に見て、
「ここは候補に残したい」
と思った学校だけ、
次に子どもを連れて行けばいい。
私は、その方が現実的だと思っています。
親が「一次選考」してもいい
言い方は少し悪いかもしれませんが、
私は、
親が一次選考していい
と思っています。
もちろん、親が勝手に志望校を決めるという意味ではありません。
そうではなく、
何校もある候補の中から、
「この学校は一度、本人にも見せたい」
というところまで絞る。
それくらいは、親がやっていいと思います。
むしろ、その方が子どもの時間も無駄になりません。
子どもを連れて行く意味は「情報収集」ではない
子どもを連れて行く意味は、
学校の説明を詳しく聞かせることではないと思っています。
小学生に、
教育方針。
大学進学実績。
カリキュラム。
こういう話をたくさん聞かせても、あまりピンとこないこともあります。
それより私は、
その学校で、自分が過ごしている姿を感じてもらう
ことの方が大事だと思っています。
前の記事でも書きましたが、
文化祭で楽しそうにしている在校生を見る。
制服姿を見る。
校舎を歩く。
部活動を見る。
そのとき、
「自分もここにいるかもしれない」
と少しでも感じるか。
そこを見てほしいと思っています。
親が見て「ここ合いそう」と思った学校を、本人にも見てもらう
私は、この順番がいいと思います。
親がまず見る。
そして、
「ここ、あの子に合いそうやな」
と思う。
その学校を、
今度は子どもと一緒に見に行く。
そこで本人が、
「なんかいいな」
と思うかもしれない。
逆に、
「思ってたのと違う」
と思うかもしれない。
それでいいです。
親が感じた相性と、
本人が感じた相性が違うこともあります。
でも、それは実際に連れて行かないと分かりません。
親の感想を先に言いすぎない方がいい
ここは少し注意したいところです。
親が先に行って、
「めちゃくちゃ良かったよ」
「あなたに絶対合うと思う」
「ここにしなさいよ」
と強く言ってから連れて行くと、
子どもは自分の感覚より、
親の評価を気にするかもしれません。
だから私は、
あまり答えを先に渡しすぎない
方がいいと思っています。
「ちょっと面白そうな学校だったから、今度一緒に行ってみる?」
くらいでいい。
そして見学したあとも、
すぐに、
「どうだった?」
「気に入った?」
「ここ受けたい?」
と詰めなくてもいい。
「なんか良かった」くらいで十分
子どもの感想って、
意外とそんなものです。
「なんか良かった」
「楽しそうだった」
「部活面白そう」
「制服はこっちがいい」
それで十分だと思います。
大人はすぐに、
「何が良かったの?」
「具体的には?」
と聞きたくなります。
でも、
学校を選ぶときの感覚って、
全部言葉にできるものでもありません。
私は、
「なんか好き」
を結構大事にしていいと思っています。
全部親子で回らなくてもいい
学校見学は、
たくさん行けばいいわけではありません。
全部親子で行かなければいけないわけでもありません。
私は、
親が先に見て、子どもに見せたい学校を絞る。
そして、
その学校だけ、本人にも未来の自分を見に行ってもらう。
このくらいでいいと思っています。
子どもの時間は大事です。
親の時間も大事です。
中学受験は、学校見学だけをしているわけではありません。
だから、
全部やろうとしなくていい。
最後は、本人がどう感じたか
親が、
「ここがいい」
と思っても、
本人にはピンとこないことがあります。
逆に、
親はそこまで期待していなかったのに、
子どもが妙に気に入る学校もあります。
私は、そういうことも大事にしたいです。
だから、
親は候補を絞る。
最後は、子どもがその学校で自分の未来を少しでも想像できるかを見る。
それくらいの役割分担でいいと思っています。
全部の学校に、
全部親子で行く必要はありません。
「ここは本人にも見せたい」
と思った学校だけでいい。
私は、それで十分だと思っています。
この記事を書いた人|ミスター・ツカム
中学受験指導歴20年以上。個別指導塾で、延べ3,000人以上の子どものノートを見てきました。子どもの「やる気」や根性だけに頼らない学習の仕組みを考えています。
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